随筆t107:「年齢呼称」「裁判員制度」2015/04/23 14:25

年齢と呼称:日本には年齢(数え年、性別)の表現に、20歳「はたち」は「二十路:ふたそじ」、30歳は「三十路:みそじ」などと「路:じ、みち」を使った粋で色気のある心憎い言葉がある。NL曰く【19歳は「いくじ」;一九路/育児】。人間男女とも19ともなれば人生行路の出発点であるし、昔の女性は結婚が早く、また体力的にもこの年齢時が育児に適当であると・・・。 90は「九十路(ここのそじ)」と言われるが、NL洒落【60歳は還暦、70歳は枯れ木、 80歳は瓦礫:社会通念年齢洒落】(z400)からすれば、「瓦礫」の後は、さしずめ-NL洒落【90歳は旅路(たびじ)】と言え、人生行路の終焉に近づく、つまり来世への旅路の準備となる。確かに!

NHK-NewsWeb 20150419==死刑取り消し 遺族「裁判員の判断尊重を」:女子大学生殺害事件の裁判で、裁判員が言い渡した死刑判決が取り消され、最高裁判所で、被告の無期懲役が確定したことについて、被害者の母親がシンポジウムで講演し、「一般の人の判断を反映させようという裁判員制度導入の経緯からは、こういう結末にならないはずだ」と批判し、裁判員の判断を尊重するよう訴えた。 19日都内で開かれた犯罪被害者支援のシンポジウムで講演したのは、6年前、千葉県松戸市で起きた強盗殺人事件で、大学4年生だった長女の荻野友花里さん(当時21)を亡くした母親の美奈子さん(62)。 この事件では、1審の裁判員裁判は被告の男に対し、遺族が求めていた死刑を言い渡したが、裁判官だけで審理する2審が取り消して無期懲役を言い渡し、ことし2月、最高裁判所で確定した。 美奈子さんは講演で、「1審の裁判員は丁寧に審理していたのに2審で取り消され、司法が信じられなくなった。一般の人の判断を反映させようと裁判員制度を導入した経緯からはこうした結末にならないはずで、制度の意義はなかったのではないか」と批判した。 そのうえで、「裁判員制度を続けていくのなら、2審なども裁判員裁判にするか、1審の判決をもっと真摯(しんし)に受け止めるか、するべきです」と訴えた==。この主張は“母親”という立場を外しても正論である。NLは(t047)に於いて裁判員制度導入について『国民の目線、【冷静な感情】を入れる以外何モノでもない筈である』と言っている。そうでなければ全く意味が無いし【裁判員裁判の形骸化】は案外早く訪れる。【裁判員制度 理念は尤も 実践は変わらず、意義全くなし】、その通り!