随筆t096:「自由勝手」2015/04/01 16:11

毎日Web20150330==特集ワイド:外務省の旅券返納命令に疑問の声 法治国家が壊れ始めた:本当は何のために必要だったのか−−。シリアへの渡航を計画していた新潟市在住のフリーカメラマン、杉本祐一(SuYu)さん(58)に対し、外務省が先月下したパスポートの返納命令。「生命に危険が及ぶ可能性がある」というのが理由だったが、識者や関係者からは依然疑問の声が上がり続けている。改めて検証した。「適用違憲」では 聴聞手続きなぜ省略 戦地の情報遠く:「まるで収容所列島・ニッポンに閉じ込められているような気分ですよ」。 憲法で保障する基本的人権の一つ「移動の自由」を奪われたままの杉本さんは、今の思いをこのように語る。なぜこんな事態になったのか。まずは経緯を振り返ろう。 2012年以降、毎年シリアを取材している杉本さんは、イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)が湯川遥菜さんと後藤健二さんの殺害を公表した後、2月27日からシリアに渡る計画を立てた。地元武装勢力がISから奪還した町、アインアルアラブ(クルド名・コバニ)に入る予定が同4日付の地元新聞で紹介されると、5日に外務省から「新聞を見た。危険だから行かないでほしい」と電話が入った。「行きます」と主張し、15分程度で切れた。 6日には「会いたい」と連絡してきた地元警察署の警備課長と近所のファストフード店で30分程度、話をした。「行かないでほしい」と言われたが、拒否した。別れ際には「行くんだったら無事に帰ってきて」と言われたという。 事態が動いたのは7日の夜。帰宅すると、家の前に5、6人のスーツ姿の男性が立ち1人が「外務省の者です」と名乗った。自宅に招き入れると、職員はすぐ外務大臣名義の「返納命令書」を読み上げた。杉本さんは、拠点はトルコ側の国境に置いてシリア側へは「日帰り」で取材すること、シリア側では旧知のガイドとガードマンを手配していることなどを説明したが、職員はメモもとらず、ただ旅券を出すよう求めた。 「従わなければどうなるか尋ねると『逮捕される』と言われました。逮捕という言葉は2、3回出たはず」。玄関を出入りしていた2、3人は「警察です」と言うだけで名乗らなかった。「いつまで返納するのかと聞くと無期限だという。抵抗して逮捕されればどの道押収される。やむなくパスポートを手渡しました」。 ところが外務省は「従わなければ罰則を適用すると伝えたが、逮捕とは言っていない」と主張する。旅券返納命令は犯罪にかかわって起訴された被告や容疑者の逃亡を防ぐために出されることがほとんど。今回は「旅券法19条1項4号(本人の生命や身体、財産を保護するため必要な場合は、返納を求めることができる)の規定に基づいたもの」と説明するが、この規定が適用されたのは史上初めてだ。 イラクなど紛争地を取材してきたフリージャーナリスト、綿井健陽(わたいたけはる、略称WaTa)さんは「一般の人の間には『事件に巻き込まれれば政府や国民に迷惑がかかる』と返納を支持する意見もありますが、欧米には国家から自立したジャーナリズムこそが民主主義の土台だとの認識があり、『迷惑』という発想はまず出てこない」と語る。戦地取材は近年、大手メディアよりも、個人の判断で取材するフリージャーナリストが担ってきた面がある。綿井さんは今後、渡航制限が強まるだけでなく、フリーが取材した映像や情報を、テレビなどが「渡航禁止地域で取材した」との理由で扱わなくなるのでは、と懸念する。「そうなれば戦地や戦争の実態がメディアから消えていく。それでいいのでしょうか」。 フリージャーナリストでつくる通信社「アジアプレス」代表、野中章弘(NoA)さんは「戦争はジャーナリストが最も伝えなければならないテーマだ」と強調する。「戦争は市民の生命・財産を奪い、社会を根底から破壊する。ジャーナリズムにはその実態を国民に知らせる責任があります。本人の判断で命のリスクを負ってでも行って伝える。時に国の意向と衝突しても、行くか行かないかはジャーナリスト自身が判断することです」。 外務省は「憲法の理念や報道の役割については十分理解している。今回は特別だ」とする。だが安倍内閣は集団的自衛権の行使に向けて安全保障法制の見直しを進めている。「自衛隊の海外派遣はどんどん拡大するでしょう。そうなれば、ますます現地の実相を見なければならない。危険だからと旅券を取り上げられて取材できないのは大問題だ」(野中さん)。 杉本さんは今月20日、改めてパスポートの発給を申請した。発給が制限されれば、再び大きな議論になるだろう==。『収容所列島・ニッポン』(SuYU)は、感情丸出しで相手を罵り倒す汚い言葉使いで報道人?とは思えない。【砂利スト】(z679)の類に思える。 『逮捕』の文言は水かけ論で、どちらが冷静であったかで判断するしかない。 旅券法など全く知らないが『旅券法19条1項4号』の「本人」だけでは片手落ちであるし、『命のリスクを負ってでも』と言うが、【一介の傲慢 万民を苦しむ】【一意 万意を貶む】(t051)、【一人の「自由」が 他人多勢を束縛】(t561)を考えるべきである。断片のみを捉えて“やれ自由だ”は片手落ちで-NL曰く【手前糞】である。 『欧米には・・・自立したジャーナリズムこそ』と言うがここは欧米ではない。事「自由」となると欧米を引き合いに出すが、民族性・国民性・地域性・社会性を無視して国が治まる事はない。また、フリージャーナリストと自立したジャーナリズムは関係ありそうでそうでもない。 NL造語【手前糞】とは、自画自賛・自慢の意の慣用句「手前味噌」があるが、それが押し付けがましく傲慢で他人の迷惑など考えない・・・場合に用いられる。この両者の区分けが付かずに一緒くたな言動を取ることを【手前の味噌糞】と言う。 ※【「自己責任」 他人に義務・債務を残す】【自己責任の他人への転嫁】(t043)【「自己責任」吐いて 「事故責任」取れず】で【一人の言動が 国家・国民を貶める】(t051

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